ゲーミフィケーション (Gamification)

ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素や仕組みを取り入れることで、ユーザーのモチベーション向上や問題解決を促すアプローチのことを指します。これにより、アプリやサービスの利用を習慣化させることができるため、ユーザー維持やエンゲージメントの向上につながります。ゲーミフィケーションは誘惑の結びつけの一例です。

ゲーミフィケーションがなぜ効果があるのか

ゲーミフィケーションが機能する理由は、人間が自然と遊びに対して興味を持ち、競争心や達成感を得ることが好きなため、仕事やタスクをゲームとして捉われた方がモチベーション維持が可能になるからです。これにより、アプリやサービスの利用を習慣化させることができるため、ユーザー維持やエンゲージメントの向上につながります。

例として、フィットネスアプリでのゲーミフィケーションが挙げられます。このアプリでは、ユーザーが達成した目標に応じてポイントが与えられ、他のユーザーとランキングで競争することができます。また、バッジやトロフィーを集めることができるシステムが導入されており、達成感を感じながらダイエットや運動に取り組むことができます。これにより、ユーザーは楽しみながらフィットネスに継続的に取り組むことができるようになります。

ゲーミフィケーションの参考例

言語学習アプリ「Duolingo」では、ゲーミフィケーション施策としてXP(経験値)とストリークを活用しています。ユーザーは、言語学習の過程で正解を出すことでXPを獲得でき、獲得したXPに応じてレベルアップすることができます。これにより、ユーザーは達成感や自己成長を感じることができ、学習意欲が向上します。また、ストリークは、連続した日数でアプリを使用した記録を示します。ユーザーは毎日アプリを利用することでストリークを維持・延長でき、長期的な学習習慣を築くことが促されます。ストリークを途切れさせないように、ユーザーは毎日アプリを使い続けるインセンティブが与えられるため、継続的な学習をサポートします。

Duolingo ゲーミフィケーション Gamification UX 例
Duolingo

参照:A systematic mapping on gamification applied to education(2014)

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記事の著者
松下村塾株式会社 代表 ウルフ松陰    Twitter
松下村塾株式会社の代表として、国内外の企業にデータドリブンなグロース戦略とUXデザインを提供。LIFULLやTinderなどの大手企業で成果を上げ、データ活用による成長支援に注力しています。2016年にグッドデザイン賞を受賞し、現在はデータ分析による成長に基づくビジネス書を執筆中。
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