変動型報酬(Variable Reward)とは、報酬の大きさや頻度が一定でなく、予測できない性質を持つことで、人間の興味や継続性を高める効果がある報酬システムを指します。変動型報酬は「可変報酬」と呼ばれることもあります。
変動型報酬(Variable Reward)とは、報酬の大きさや頻度が一定でなく、予測できない性質を持つことで、人間の興味や継続性を高める効果がある報酬システムを指します。変動型報酬は「可変報酬」と呼ばれることもあります。
不確実性を含む報酬は、ドーパミンと呼ばれる脳内の神経伝達物質の分泌を促進し、報酬に対する期待感や興奮を高めます。これにより、行動の継続性が向上し、繰り返し行われるようになります。また、変動型報酬は、人間の好奇心や驚きを刺激し、新たな体験や知識を求める欲求を喚起します。
ショート動画アプリTiktokはアルゴリズムとUXの性質上、次にどのような動画が出てくるか分からないため、ユーザーの興味を引き、次々と動画を見る行動は変動型報酬の一例です。
モンスターストライクなど、数多くのソーシャルゲームは変動型報酬をゲーム内に取り入れています。変動型報酬の代表と言われる「ガチャ」報酬は、社会問題になるほど効果的な施策だったと捉えられます。
参考:
Random reward priming is task-contingent: the robustness of the 1-trial reward priming effect (2014)